患者情報共有プログラムに関する特許取得のお知らせ

2023/06/29
お知らせ

画像1.jpg

インテグリティ・ヘルスケアは、患者が記録した症状や問診回答、脈拍や体温等のバイタルデータなど、患者自身が作成した情報を医療機関と電子的に共有できるプログラムに関して、2023年4月4日(火)に特許を取得いたしましたので、お知らせいたします。
 
 
【特許取得の背景】
近年、疾病構造はがんや心疾患という非感染性の疾患、つまり人々の生活習慣などにより引き起こされ、長期に渡り進行していくような疾患が大きな割合を占めています。このような時代においては、医療の多くは完治というよりも人々が疾患とともに生きていくことを前提に、人々の生活と関わりながら提供されていきます。
 
このような変化を背景に、医療には患者の生活にアプローチし、また患者の日常生活での症状や状態を把握し治療に活かす新しい手段が求められています。そこで当社は、患者が記録した症状や問診への回答、脈拍や体温等のバイタルデータなど、患者自身が作成した情報も電子的に共有できるようなシステムを構築しました。患者の日常の変化を可視化し、医療機関とのコミュニケーションをよりスマートにするとともに診療の質を高めることを目指し、2018年1月にオンライン疾患管理システム「YaDoc」の販売を開始しましたが、同年4月には特許庁に特許を出願し、その新規性や進歩性等の特許要件について実体審査を受け、今般の特許取得に至りました(特許番号:第7256490号)。
 
 
【本特許の概要】
出願番号  : 特願2018-081707
特許番号  : 7256490
登録日   : 2023年4月4日
発明の名称 : 患者情報共有サーバ、患者情報共有システム、患者情報共有方法および患者情報共有プログラム
 
 
【特許成立の範囲】
今回特許を取った仕組みは、患者ごとに患者IDが付与され、患者指定に基づいて特定の医療機関と紐づけられ、当該医療機関が問診等を患者に通知した場合に、患者入力内容が患者IDと紐づけて記憶され、これにより医療機関および患者間で患者情報を共有することができ、また、患者は当該情報の開示を複数の医療機関に対して行うことができるというものです。
当社は、今後もYaDocやSmart One Health等のプロダクトを継続的に発展させ、医療機関と患者双方にとっての機能拡張や利便性向上に努め、医療領域におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に取り組んで参ります。
 
 
 
【本件に対するお問合せ先】
株式会社インテグリティ・ヘルスケア
広報担当:pr@integrity-healthcare.co.jp