株式会社インテグリティ・ヘルスケア(代表取締役会長:武藤 真祐、代表取締役社長:園田 愛、本社:東京都中央区 以下、「インテグリティ・ヘルスケア」)が提供するPHR管理プラットフォーム「Smart One Health」が、経済産業省が公募した「令和6年度医療機関におけるPHR利活用推進等に向けた実証事業」(以下、実証事業)に採択されました。
インテグリティ・ヘルスケアはこれまでPHR管理プラットフォームを医療機関への導入、長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会(あじさいネット)との連携や、企業専用オンライン診療での活用など臨床現場で広く展開しており、臨床において豊富なPHRの運用経験を有しています。実証事業ではこれらの運用経験から得られた知見を活かし、医療機関におけるPHR収集のハードルを下げつつ、医療機関にとってPHRを有効に活用するメリットを見出すモデルの検証を提案し、採択されました。
実証事業では主に以下の2つを検証します。
- セルラー型デバイスによる簡便なPHR収集モデルの検証
スマートフォンを介さず、測定デバイスからセルラー回線を経由して直接測定データを収集する仕組みと運用を検証します。エンドユーザは複雑な設定や操作を行わなくとも、測定するだけで体重や血圧と言ったPHRを記録、医療機関に共有できます。PHRアプリの導入とPHR収集がより簡便になり、普及や継続の向上が期待できます。
- 生活習慣病管理における療養計画書作成の支援モデルの検証
生活習慣病管理にあたり、測定・検査データや病歴・薬歴、問診内容から推奨の目標や指導項目を生成し、医師の療養計画書作成の業務効率化を支援する仕組みと運用を検証します。業務効率が向上することで、医師はより多くの患者に適切な治療を提供できるようになることが期待でき、PHRを活用した医療DXの具体的事例の創出にもつながることが期待できます。
当社は、このような実証事業への参加、モデルの検証を通じて医療業界におけるテクノロジーの役割とその進化に貢献し、医療分野におけるイノベーション推進への取り組みを継続していきます。