あじさいネット、インテグリティ・ヘルスケア、ノバルティス ファーマ3者包括連携協定を締結。地域におけるICT基盤の利活用を推進し、地域医療連携の強化と医療の質向上を目指す

2022/04/18
プレスリリース

 

2022年4月18日

 

特定非営利活動法人長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会 あじさいネット
株式会社インテグリティ・ヘルスケア
ノバルティス ファーマ株式会社

 

地域医療連携ネットワーク「あじさいネット」を運営する特定非営利活動法人長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会(所在地:長崎県長崎市、会長:森崎 正幸)、株式会社インテグリティ・ヘルスケア(本社:東京都中央区、代表取締役会長:武藤 真祐、代表取締役社長:園田 愛、以下インテグリティ・ヘルスケア)およびノバルティス ファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:レオ・リー、以下ノバルティス ファーマ)の三者は、循環器疾患および呼吸器疾患に関する地域医療の質向上に資することを目的とした包括連携協定を締結しましたのでお知らせいたします。

本協定は、下記3点を目標とし、相互に連携および協力していくものです。

 

  1. よりよい医療提供体制に向けた医療連携(大学・基幹病院・開業医・他医療提供者)の推進

  2. 治療アウトカム向上に向けた医師・医療従事者の適切な疾患管理および患者の自己管理の推進

  3. 循環器疾患および呼吸器疾患に関する地域医療の質向上に資するデジタルツール活用の検討・構築および普及

 

本協定の対象である循環器領域および呼吸器領域の慢性疾患では長期の観察や治療を必要とし、患者は生涯にわたって自己管理を続けなければなりません。また、医師は患者の日々の症状や服薬状況を把握することは難しいと感じています。患者が日々の症状の記録や服薬管理が簡単に出来、その情報を医師と共有することにより、患者と医師のコミュニケーションが活性化され、慢性疾患の長期管理がより適切にできるようになることが望まれています。

     

本協定の下、適切な治療の継続と長期的な疾患管理が重要な循環器領域および呼吸器領域の慢性疾患をもつ患者へ治療環境の改善に貢献するため、インテグリティ・ヘルスケアの疾患管理システム  YaDoc※と、ノバルティス ファーマが喘息患者に提供するセンサーおよびアプリを通じて得られた患者服薬データなどを、医療情報連携ネットワーク「あじさいネット」に参加されている医師に共有できる環境を構築することなどにより、「地域医療連携の強化と医療の質向上」に貢献してまいります。

 

▼特定非営利活動法人 長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会 会長 森崎 正幸氏コメント

コロナ禍において患者さんに対して質の高い医療を効果的に提供するためには、ICT (Information and Communication Technology)の活用は不可欠となりました。本協定を通じて、医師の診療情報と患者さんの日々の疾患管理情報を併せることでさらなる医療の質向上が図られるものと期待しています。

あじさいネットをご使用されている医療機関に通う患者さん全員にとって、より良い治療に早期にアクセスできる環境を提供できるよう、三者で協力していきたいと考えております。


 

▼株式会社インテグリティ・ヘルスケア 代表取締役会長 武藤真祐氏 コメント     

コロナ禍により、日本の医療におけるデジタル化の認知や利用は拡大しました。今後は、医療へのアクセスの向上だけではなく、デジタルやデータを用いた患者中心の医療の実現が期待されています。

長崎県は地域医療における医療情報(EHR)連携ネットワークにおける国内最大規模の実績と運用を誇り、医療ICTの先端地域として注目されてきました。2020年からは、オンライン疾患管理システムYaDocと連携、EHRに加えて患者が生成するデータを連携し、各医療機関の臨床現場で活用できる環境を実現しています。

この連携を活用し、疾患ごとにデジタルを活用した新たな地域モデル、及びエビデンスの構築を地域の先生方と取り組んでいけることを大変嬉しく思います。長崎の地から全国へ新たな医療モデルが発信され日本の医療の発展に寄与できることを願い、我々も引き続き邁進してまいります。

 

▼ノバルティス ファーマ株式会社 代表取締役社長 レオ・リー氏 コメント

本協定を通じて三者の知見と先駆的なデジタル技術を結集させることにより、患者さんがより適切な治療を受けられる環境づくりの一助となることを期待しています。私たちが持つ循環器疾患および呼吸器疾患領域における経験と専門性を共有することにより、このICT基盤のさらなる利活用および最適化を通じて、長崎県の診療ネットワークの進展と医療アクセスの向上に貢献し、長崎県における医薬の未来を共に描いていきたいと思います。

 

YaDocはオンライン診療を含む疾患管理システムで、全国3,500の医療機関に導入されています。  


 

あじさいネットについて

あじさいネットは特定非営利活動法人長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会が運営する、医療機関同士で診療情報の相互参照が可能な国内最大規模の地域医療ネットワークです。2022年1月現在の会員数は約1,700名、情報提供病院数は38医療機関、情報閲覧施設数は約366医療機関、全登録患者数は14万名以上に及んでいます。あじさいネットは2020年8月、YaDocとの連携を開始しています。  

http://www.ajisai-net.org/ajisai/index.htm


 

株式会社インテグリティ・ヘルスケアについて 

株式会社インテグリティ・ヘルスケアは、「ぬくもりのある医療を、100年先も、ずっと。」をビジョンに、人とテクノロジーの融合で、医療の未来をつくることを目指したメディカルテック企業です。ICTの先端技術と医療ノウハウを組み合わせ、医師と患者の双方向のコミュニケーションを深めながら一層の診療の質の向上に寄与する、疾患管理システムYaDoc、オンライン診療システムYaDoc Quick、PHR管理システムSmart One Healthの開発を進めています。

https://www.integrity-healthcare.co.jp

 

ノバルティス ファーマ株式会社について

ノバルティス ファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置く医薬品のグローバルリーディングカンパニー、ノバルティスの日本法人です。ノバルティスは、より充実したすこやかな毎日のために、これからの医薬の未来を描いています。ノバルティスは世界で約11万人の社員を擁しており、8億人以上の患者さんに製品が届けられています。ノバルティスに関する詳細はホームページをご覧ください。
https://www.novartis.co.jp

 

以上

 

【本件に対するお問合せ先】

特定非営利活動法人長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会 あじさいネット

事務局:aj-na@nagasaki.med.or.jp

 

株式会社インテグリティ・ヘルスケア

広報担当:pr@integrity-healthcare.co.jp

 

ノバルティス ファーマ株式会社

広報担当:japan.novartiscommunications@novartis.com