あじさいネット、インテグリティ・ヘルスケア、ノバルティスファーマ３者包括連携協定に基づく気管支喘息吸入管理機能を構築

2022年7月28日

地域医療連携ネットワーク「あじさいネット」を運営する特定非営利活動法人長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会（所在地：長崎県長崎市、会長：森崎 正幸）、株式会社インテグリティ・ヘルスケア（本社：東京都中央区、代表取締役会長：武藤 真祐、代表取締役社長：園田 愛、以下インテグリティ・ヘルスケア）、およびノバルティス ファーマ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：レオ・リー、以下ノバルティス ファーマ）の三者は、本年4月に締結した3者包括連携協定（ご参照：３者包括協定締結のリリース）の下、呼吸器領域の慢性疾患をもつ患者さんの治療環境の改善に向けて連携して参りましたが、インテグリティ・ヘルスケアのオンライン疾患管理システムYaDoc（以下、YaDoc）に新たに搭載された気管支喘息患者の吸入器の使用状況データの医療機関閲覧機能（以下、本機能）が、本日よりあじさいネット導入医療機関の電子カルテ端末で利用可能となりましたことをご報告いたします。

気管支喘息の主な治療薬である吸入薬においては、その正確な吸入状況の把握が適切な治療介入のために望まれてきましたが、このたび本機能により、ノバルティスファーマの気管支喘息治療薬「エナジア®︎」「アテキュラ®︎」用のブリーズヘラーセンサーにより生成した吸入状況データを、YaDocが取得し、YaDocを導入する医療機関にて閲覧いただくことが可能となりました。

さらに地域医療連携ネットワークあじさいネットはYaDocとシステム連携をしているため、あじさいネット導入医療機関でも、電子カルテ端末で患者さんの日々の吸入状況データが利用可能となるなど、実臨床で利便性高く活用いただける環境となりました。これは日本の気管支喘息治療としては初の試みとなります。

今回の新たなサービスの開始により、3者包括連携協定の目的である「治療アウトカム向上に向けた医師・医療従事者の適切な疾患管理」および「患者の自己管理の推進、デジタルツール活用の検討・構築および普及」へ向けた第一歩を進められたものと考えます。

これを足掛かりとして、長崎県内の医療関係者の皆様と共に、今後は呼吸器領域における患者さんが日常的に自身で記録する健康関連情報（パーソナル・ヘルス・レコード、以下PHR）の利用促進、およびそれを通じた医療の質の向上に取り組んで参ります。

あじさいネット、インテグリティ・ヘルスケア、ノバルティス ファーマは、循環器、呼吸器領域においてより良い医療提供体制に向けた医療連携の推進に向けて今後も継続して協働して参ります。

▼特定非営利活動法人 長崎地域医療連携ネットワークシステム協議会 会長 森崎 正幸氏コメント

　これまでは医師が診察の際、患者さんに吸入状況を直接確認していましたが、吸入の記録がなく把握が難しい場面もありました。 今回の新機能追加により、PHRとEHR（エレクトリック・ヘルス・レコード：電子医療記録）が連動し、医療機関のシステムで確認できるようになりました。患者さんの服薬状況を適切に把握し、個々人に適した治療の提供に繋がっていくことを期待しています。

あじさいネットについて

http://www.ajisai-net.org/ajisai/index.htm

株式会社インテグリティ・ヘルスケアについて 

株式会社インテグリティ・ヘルスケアは、人とテクノロジーの融合で、医療の未来をつくることを目指したメディカルテック企業です。ICTの先端技術と医療ノウハウを組み合わせ、医師と患者の双方向のコミュニケーションを深めながら一層の診療の質の向上に寄与する、疾患管理システムYaDoc、オンライン診療システムYaDoc Quick、PHR管理システムSmart One Healthの開発を進めています。

https://www.integrity-healthcare.co.jp

ノバルティス ファーマ株式会社について

ノバルティス ファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置く医薬品のグローバルリーディングカンパニー、ノバルティスの日本法人です。ノバルティスは、より充実したすこやかな毎日のために、これからの医薬の未来を描いています。ノバルティスは世界で約11万人の社員を擁しており、8億人以上の患者さんに製品が届けられています。ノバルティスに関する詳細はホームページをご覧ください。
https://www.novartis.co.jp

以上

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