YaDoc、武田薬品主導のパーキンソン病在宅モニタリングの臨床研究と連携。AppleWatchの症状自動計測アプリ「モニパド」も新規開発、提供

2020/05/29
プレスリリース

株式会社インテグリティ・ヘルスケア(本社:東京都中央区、代表取締役会⻑:武藤 真祐、代表取締役社⻑:園⽥ 愛、以下「インテグリティ・ヘルスケア」)は、国内最大手製薬メーカーである武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:クリストフ・ウェバー、以下「武田薬品」)と連携して、武田薬品が主導するパーキンソン病患者の在宅モニタリングを含むオンライン診療、オンライン服薬指導のモデル検証のための臨床研究に参画します。インテグリティ・ヘルスケアは当臨床研究に対し、武田薬品のパーキンソン病の症状管理プログラムサービスである「モニパド」の新規開発を共同で行い、さらに、「モニパド」と併用可能な疾患管理システムYaDocの提供を行います。

 

当臨床研究は、パーキンソン病患者さんに対するデジタルデバイスを用いた在宅モニタリングを含むオンライン診療やオンライン服薬指導を行うプラットフォームの実装に向け、プラットフォームに対する患者、介護者、医師、薬剤師の満足度や、実装に向けた課題を検討するための観察研究です。インテグリティ・ヘルスケアは、モニタリングシステムの開発とオンライン診療および服薬指導のためのシステム提供を行います。

 

当臨床研究におけるモニタリングシステムは「モニパド」を使用します。「モニパド」は、武田薬品が提供するパーキンソン病の症状管理プログラムサービスで、当社が受託開発を進めており、iOSアプリとAppleWatchアプリから構成され、振戦等のパーキンソン病特有のいくつか症状について、AppleWatch装着中の患者から自動計測を行い、さらにiPhoneからパーキンソン病向けの問診に回答することが可能なアプリケーションです。診察と診察の間に患者がモニパドで取得したデータは、グラフ等を含む形でダッシュボード化され、YaDocの医師側画面から閲覧が可能です。モニパドとYaDocを組み合わせることで、医師は患者に対しデータに基づいた質の高い対面診察やオンライン診察の提供が可能となります。

 

この取り組みを通じて、インテグリティ・ヘルスケアは疾患特有症状の的確なモニタリングを可能にする疾患管理システムの社会実装に関する知見を深め、さらにYaDocを導入する皆様の利便性をより一層高めるべく提供サービスの充実を図るとともに、日本の医療の質向上に貢献して参ります。

 

なお、武田薬品が主導する臨床研究については、JAPICにおいても公開されています(登録番号:JapicCTI-205296)。

 

▼株式会社インテグリティ・ヘルスケア 代表取締役社長 園田 愛のコメント

インテグリティ・ヘルスケアは、2018年1月のYaDoc一般提供開始当初から、これまで必ずしも十分でなかった、通院の間の患者の身体症状を可視化し医師に伝えることで、診察の質を高める疾患管理プログラムとして、機能や運用モデルの充実に努めてまいりました。本取組は、これまで収集し得なかった症状データを創出しうる画期的な試みであり、患者さん一人ひとりに寄り添う質の高い「患者中心医療」の実現に寄与するとともに、治療へのデジタル活用の可能性のさらなる発展に寄与するものと確信しています。インテグリティ・ヘルスケアは疾患管理システムYaDocを通じて、引き続き日本の医療の質向上に貢献して参ります。

詳細はこちらからご確認ください。(PDF版)
YaDoc、武田薬品主導のパーキンソン病在宅モニタリングの臨床研 究と連携。AppleWatch の症状自動計測アプリ「モニパド」も新規 開発、提供。

 

武田薬品主導の臨床研究に関する詳細については、武田薬品のプレスリリースをご覧ください。
地域医療の充実のための次世代ヘルスケア社会システムを神奈川県とともに構築へ


 

【本件に関する問い合わせ先】

株式会社インテグリティ・ヘルスケア

広報担当:日比(ひび) 事業担当:増崎(ますざき)

pr@integrity-healthcare.co.jp